現在Huluで配信されている「パーフェクト・トラップ」
「SAW」の脚本家が手掛けたということで殺人トラップが満載のこの映画。
果たして今回はどんなトラップが登場するのか?
気になったので観てみました。
※ネタバレあり
あらすじ
友人に誘われ、少し怪しげな地下倉庫のダンスパーティに行ったエレナ。
しかしそこは、殺人のための罠が仕掛けられた恐怖の館だった! 切り刻まれ圧縮され、一気に虐殺される人々。
逃げ惑い箱の中に閉じ込められたエレナだったが、箱の中から恐ろしい光景を目にしてしまう。
一方 父親は娘を救出するために捜査チームを組織、そこに“ザ・コレクター"のワナから生き延びたアーキンを招集する。
“罠館"に向かうアーキンと捜査チーム。
果たして彼らは“罠男"のコレクションの一部になる前に、エレナを救出することができるのか…。
登場キャラクター
アーキン
エレナ
ルチェロ
コレクター
体術にも優れ、ルチェロ率いるチームのほとんどは己の手で殺している。
感想
評価100点満点中55点。
私的にはまずまずの評価。(上から目線ですみません)
まず私は”驚き”と”ホラー”は別物と認識している。
今作は至って視聴者を驚かす演出が多く、ホラー要素が少ない。
万が一続編が制作される時の為に伏線を用意したのか知らないが、一貫性のないシーンや意味のないシーンが多々あると私は感じてしまいました。
ヒロインの交通事故のくだりは必要だったのか?、何のための補聴器だったのか?、友人の無駄使い等。
そして視聴者にインパクトを与えるため、地下倉庫の大量虐殺からコレクターというキャラクターを印象付けるのには無理があり過ぎた。
あんな大掛かりのギミック。
1人で準備するのにどれだけの労力と資金が必要だと思ってるんだ!
ハンターハンターでいう1国の王子レベルで念が使えないとまず無理なレベル。
コレクターの印象としてはまず浮かんだのが、こいつ↓
コレクションが無くなったらまた足すだけ。そんな印象。
笑顔で人を殺す快楽殺人者です。
という訳で冷静にみるとそういった細かい設定が現実からかけ離れ過ぎて破綻しているにも拘わらず、登場する殺人トラップがやたら現実的で違和感が半端ない。
色んなトラップは登場しましたが、目新しく斬新なものはなかったです。
上からの落ちてくる鉄棒に串刺しされたり
ちょっとしたアイアンメイデン的なもの。
トラバサミもありました。
恐らく「SAW」で没になったトラップ(案)なんじゃないかな?と私は思っています。
そういえば忘れちゃいけないのが、主人公が意外と優秀だということ。
ルチェロ率いる救出チームがエレナ救出のためコレクターのアジトに向かう訳ですが、警察の情報網でも掴めないコレクターのアジトをどう突き止めたか?
コレクターがアーキンを運ぶのにトランクを使用し車でアジトに引き返した。アーキンは暗闇のトランクの中、100数えるごとに己の腕に傷をつけ、曲がる方向にも傷をつけアジトまでの情報を腕に残した。
主人公は元はスパイとか軍事関係のスペシャリストだったのだろうか?
まず常人ならそんな冷静な判断や行動は出来ない。現実なら避難訓練の本質が良い例。それなりに銃火器や戦闘に長けているルチェロ達でさえ、初見ではコレクターのトラップに太刀打ちできず、冷静さも無くすわ、挙句の果てにビビッて何も出来ないわ。
しかしむしろそれが普通じゃないんかなと。
決して主人公は窃盗の前科があるそこいらのチンピラじゃない。
そして最終的にはコレクターの正体を突き止めて拘束した。
そう、この作品何かがおかしい。殺しの演出に拘り過ぎて周りを良く見て作られていない。
主人公とコレクターが優秀過ぎてパーフェクト・トラップというより、パーフェクト・ヒューマンというタイトルの方がまだしっくりくる。
脚本家本人の意思か、そうじゃないのか「SAW」というネームバリューを使用し紹介してしまったがために、私のハードルを上げ過ぎてしまったのが低評価の理由の1つ(笑)
百聞は一見に如かずだと思うので、観た事ない方は一度観る事をおススメします。
ただし残酷でグロテスクなシーンが多いので、そうゆうのが苦手な方は辞めといた方が良いです。
予告編
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— にゃんこ二等兵 (@nyankonohousoku) February 1, 2018